VESSEL : Dreaming in Paris

expandingその2...このレーベルは美メロ+精巧なビーツという組み合わせの良作が多いようだが、特に本作は透き通るような美メロが澄み渡っており、どこか悲哀のある佇まい。3. Koozbane や 4. Double を中心に、まばゆいまでの美メロに線が細く小刻みなビートが控えめに組み合わさった曲が最大の聴きどころであるが、実はノンビートの曲もなかなかのもの。オープニングの1曲もまさに夢の中にいるような雰囲気であるし、終盤10曲目での夢遊するアンビエントも、あえて特筆すべきであろう。