TO ROCOCO ROT : The Amateur View

トゥロココロット、その愛らしい響きの名前のとおりのサウンドで、ポストロック~エレクトロニカ文脈の間を往来するユニット。チープなリズムボックス系のリズムや時々現れるねじれた電子音やノイズは、はっきりいって好みではないものの、特に 「Die Dinge Des Lebens」、「Prado」 の2曲で強調されている流麗で美しいメロディセンスが素晴らしい。 「Prado」 は徐々に姿を現すギターのメロディとゆったりと打ち鳴らされる生音ドラムが良い。一方、 「Die Dinge Des Lebens」 は、美しいメロディが心に響く、ソフトなセンチメンタル・アンビエントな1曲。ちなみに Nettropics なるドイツ映画にも使われているらしいです。