SND : makesndcassette

2002年の傑作「Tender Love」を先に聴いてしまうとどうにも本作はリズムに切れが無いし、音数も少なくモーフィングするようなウワモノのループもやや退屈で、かなり地味な印象を受ける。とはいえ逆に部屋の空気に逆らわずに流れているようなアンビエント感は強いといえるかも。また、各曲はシームレスな展開がなされており、曲単位はウルトラミニマルながらもトラックの変わり目で転調するのがおいしい。