PHOENECIA : Brownout

マイアミを本拠とし、Richard Devine や Otto Von Schirach などヤバかっこいいエレクトロニクスを発信するSchematicレーベルの首領、PHOENECIAのアルバム。冥界の咆哮のような深く冷たいハーモニーが作り出す暗黒世界のアトモスフィア 「Oriaca」 から、ピンポン球を打ち返しているような音が、徐々にリズムを形成していく 「Suite D256」 への流れが極めて鮮烈です。どちらも地底世界で鳴り響いているような音響処理が際立っている。ヒップホップからの影響濃いビートも随所に見られます。