PETE NAMLOOK : Silence V

過去4作とは異なり、重圧感の消えた5作目。空をテーマとしているようなので当然といえば当然か。逆に言えばその分薄味になってしまった気もしないでもない。1曲目はパスして、2.は女声ハーモニーがひたすらふわふわと。3.「空の支配者」では Silence II 「Life/Death」終盤の展開を拡張したような1曲で、さながら風が大空に吹き荒れるような中、詩が再び登場する。ラスト1曲では Silence シリーズで唯一まったりしたNamlookのギター演奏を聴ける。しかしこの路線の曲では他のシリーズでもっといいのがあったかと。さて、長きに渡り続いた本シリーズ、この5作で完結ということでよろしんでしょうか。