PETE NAMLOOK & TETSU INOUE : Shades of Orion 2

実に直感的にリスナーを宇宙旅行へといざなう一大スペクタクル作品。収録曲は70分超の「Orion Transfer」のみで、この2人の数あるコラボレーションの中でも格別に穏やかで優しさに満ちたアンビエントを味わうことができる。太陽系を遥かに超えて銀河系まで達する壮大な宇宙遊泳、無重力空間の移動、そして果てしなく広がるオリオン大星雲との遭遇… オーガニックな心地良さのあるドローンは神聖なまでに清らかで美しく、その表面上をなぞるようにして現れては消えてゆくメロディ、時にはリズミックな要素も顔を出す。ところでインナーに記載された「tinifni elbaniatta eht fo lobmys a sa noir」というメッセージに何か深い意味はあるのだろうか?