NIKAKOI : Shentimental

昨年の「Sestrichka」で一躍有名になったニカコイ。前作ではお国柄が出てるのか出てないのかよくわからない異色のメロディセンスが素敵だったが、本作は残念ながらその手のメロディがかなり減ってしまっている。その代わりというか全体的に温度低めの浮遊感が増し、ビート構築についても刻みの細かさは前作同様なれどやや控えめかも?とはいえ1.「uuusmine」からいきなり高速ブロークンビーツが冴えまくってます。個人的に空間的なウワモノと疾走感あるリズムというコンビネーションには滅法弱いので、5. 13. 16.あたりがたまりません。前作同様男女のボーカル曲もいくつかありますが、正直ダウンテンポになったとたんに個性が薄れてしまうような気がしないでもない。