LTJ BUKEM Presents : Progression Sessions 7

前作で素晴らしく熱いライブを聴かせてくれた PSシリーズ、今回の東京でのライブ盤も期待通りの一作!神業的なBukemのミックスとCONRADの冴え渡るボーカルに、終始テンション揚がりっぱなし。しょっぱなからいきなりキラーチューン! 「G-Funk」と題するそれは、ファンキーでジャジーでメローでアップリフティングな1曲です。引き続きミステリアスなムードへと変化してゆき、 Herbie Hancocok の Bukem Remix。これがまたかなり良く、ブケムらしい流れるような美しい和声によるコズミックなウワモノと、極限まで削ぎ落とされたシンプルな2ステップのビートがソリッドに決まっています。さらにピアノのリフがエレガンスなKYMERA / Secrets へと展開され、一回目のRewind。激しいカットインプレイを披露し、もうBUKEMの独壇場!往年のアンセム PFM / The Western のリメイクなどをはさみつつ、いよいよ本作の山場とも言える MAKOTO / Music Has Never Let Me Down です。 リフレインされる印象的な 「Never Let Me Down Down Down...」 のフレーズと CONRADの歌うMCがバッチリはまり、パンチの効いた滑走するビートがこれ以上無い最高の盛上がりを見せてくれます。 SOUL PURPOSE, ORG LOUNGE といった初耳の人たちの曲もかなり良い味出していますが、やはり今回も3曲収録されているMAKOTOが重要なポジションを占めている。 「My Soul」 ではパーカッシブなビートが疾走感溢れるソウルフルなドラムンを聴かせ、ラストは 「You Make Me Feel」でクールに幕を閉じます。