IAN O'BRIEN : Gigantic Days

UNDERGROUND RESISTANCEに代表されるデトロイトテクノに多大な影響を受けているIAN O'BRIENの2nd。 「Amorous Perspective」 の壮大な始まりを感じさせるシンセサイザーのハーモニーから、ファンクのうねりと背後を漂う柔らかな雰囲気が美しい 「Where Does The Past End And The Present Begin?」、まさに深海(もしくは漆黒の闇)の中に一筋の光が差すようなビジョンを作り出す 「Midnight Sunshine」 、4/5の変拍子によるブレイクビーツが極めて流動的に作用し、浮遊感あふれるキーボードの音色が美しく溶け込んだ 「Gigantic Days」。全体的にジャズからの影響が色濃いメロディーセンスが素晴らしく、暖かみのあるジャズ的側面とクールに制御されたテクノ的側面が最高のかたちで融合を果たした大傑作!まさに20世紀最後のそして最高のハイテクジャズといって良いでしょう。