GREG DAVIS : Arbor

アコギ+電子処理、あるいはラップトップフォークということでよく FENNESZ 「Endless Summer」が引き合いに出されるが、 FENNESZ がギターサウンドとノイズの両者を自然に調和させているのに対して、本作はギターに比重が大きい分、電子音やノイズの必要性そのものに疑問が残るところ。なにしろ皮肉にも無添加ギターのみの曲が最も美しいし、時々現れるノイズにもやや違和感を覚える。むしろヒップホップ、ジャズ、現代音楽と通過した経歴ゆえの、秋の空が似合いそうなアコギのメロディ+性急なビートメイキング、という組み合わせに魅力を感じる。ただしドラムンベースはやめて欲しいけど。