BIG BUD : Infinity+Infinity

この頃のGood Looking Recordsはどうも色々と模索しすぎてよくわからなくなってきていたが、BIG BUDのアルバムは本来のGood Looking Recordsらしい音でストレートに勝負し、そんなもやもやをふきとばしてくれる。ちなみにCDだと、全曲がなめらかにMixされているのでお徳です。大まかにその流れを追うと、ギターのリフが瞑想的な 「Indian Summer」、オリジナルはスムースなドラムンベースをトライバルなリズムへと組み替えた 「Pure (Re-mix)」、そしてクロスフェードしながら入ってくる 「Chill」 (この2つのブレイクビーツの交錯こそがドラムンベースのMixの醍醐味)はローズが舞い、キラキラと光る音響空間を突っ走る、最高に気持ちいい曲。それから、これまた良い 「High Times」、「A Way of Life」などを通過しつつ、最後の2曲はスローダウン。ラストの哀愁ただよう 「Stone Groove」はBIG BUD=フロアライクなドラムンベースだけでないことを示してくれる。