AROVANE : Atol Scrap

ほぼノンビートの前奏的な 「nonlin.r」 から緩急つけて高速に切り込むように展開される 「tascel_7」 が、何度聴いてもかっこよすぎ。まさに水琴洞のような美しい響きをもったメロディと、スピード感のあるブレイクビーツの組み合わせが素晴らしい。全体的な作風としては、スローでやや重たいブレイクビーツ+叙情的な空間性のある音響、ということに変わりは無いですが、高速ブレイクビーツフェチとしては 「amine」 あたりの滑らかに駆けぬける感覚や、 「scapen te」 のようなゴシックな重みすら感じさせるディープな音響アンビエントもなかなか好きです。